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土地を継承しながら新たな暮らしを育む。

福島県 耶麻郡 西会津町 在住 矢部 佳宏(やべ よしひろ)さん

1978年西会津町生まれ。
東京、カナダ、上海でランドスケープデザインに携わる。 2012年、家族とともに西会津にUターン、 一人暮らしだった祖父と築360年の古民家で暮らしつつ、 経験を生かし地域活性化の複数のプロジェクトに関わっている。

子どもができたことで上海から西会津にUターン

「実家は360年続く西会津の農家で私は19代目です。大学で環境デザインを学んだあとは、街や施設の景観をデザインする『ランドスケープアーキテクト』の仕事を東京や海外でしていて、直近は上海にいました。
Uターンを決めたきっかけは子どもができたこと。よりよい住環境を求めてのことだったので、東京という選択肢はありませんでした。問題は仕事です。人口7000人に満たない町で景観デザインの仕事があるわけもなく、会社を作ろうかと思っていた矢先、『西会津国際芸術村』(廃校を改装した文化交流施設)で求人があり今の職に就きました」。

築360年の古民家が自宅。「幼い頃ここから見ていた風景が自分の原点」と語る

様々なアイデアを形にして地域活性化に貢献

「温かみのある木造校舎には、芸術だけでなく地域活性の場としての潜在力を感じます。この場に魅力を感じた作家さんによる展示会やワークショップを通年で開催していますが、施設内にWi・Fiとフリードリンクを用意した『じぶんカフェ』を作ってからは、町内外の方が気軽に集まれる場にもなりました。ほかにも様々なプロジェクトに関わっています。冬の除雪を楽しくする『ジョセササイズ』のアイデアを仲間と実現させたり、地元の食材を使った料理集『森のレシピ』を作ったり。よく田舎生活は退屈ではと言われるのですが、アイデアが次々に沸いてきてむしろ時間が足りないぐらいです」。

矢部さんの活動拠点である西会津国際芸術村

田舎の豊かな暮らしを楽しむ人を増やしたい

「住まいである祖父の家は山奥の2軒しかない限界集落ですが、朝は目の前に雲海の絶景が広がる美しい土地です。春の山菜をはじめとした四季折々の収穫や楽しみ方があり、米も美味しい。新潟に近いので新鮮な魚も手に入ります。海外生活を経て改めてここでの豊かな暮らしの価値を感じています。どんどん魅力を発信してたくさんの人に西会津に来てもらいつつ、若い人が地域コミュニティの維持に関われる仕掛けや仕組みを作るのが今後の私のテーマだと考えています」。

矢部さんの自宅から見える風景。棚田や山並みが広がっている

━━取材を終えて
西会津町は、福島県の北西部、新潟県との県境に位置し、面積の86パーセントが森林という、雄大な自然に抱かれた町です。近年、矢部さんが活動する 『西会津国際芸術村』を中心に国内外から若者が集い、クリエイティブな動きが次々と生まれています。また、2015年には、移住相談窓口『西会津のある暮らし相談室』を開設。専門スタッフによる地域とマッチングのほか、空き家バンクやお試し住宅『otame』も提供しており、受入体制も充実しています。

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