2016年に千葉県習志野市から只見町へ移住し、地域おこし協力隊として活動している渡辺啓太さん。移住のきっかけは1年間の国内旅行でした。「色々な場所を見て歩く中で、自然の美しさに惹かれるようになりました。1カ月間、働きながら住んでいた沖縄県の宮古島はとても印象に残っています。そんな日々の中で思い描いていたのは、次に住む理想の場所でした」。自然がたくさんある美しい場所で予備校講師の経験を生かした仕事がしたい。そう思いながら理想の場所を探していた時
に偶然見つけたのが、只見町の地域おこし協力隊だったのです。
渡辺さんは只見町に移住すると両親に報告。父親は「あそこは良い場所だよ」と賛成したものの、母親からは「豪雪地帯だと聞いたけど、そんな場所に行って大丈夫?」と心配されたのだそうです。
母親が心配したとおり、渡辺さん自身も実際に住んでみて、それまで見たことがない雪の量に驚いたと言います。「でも、他では見られないような雪の美しさも見る事ができた。只見町に来て良かったと思いました」 。