もともと新聞社に勤務していた聡子さん。ご主人の友紀さんは職場の同僚で、同じ報道カメラマンでした。東京など全国各地で勤務した後、結婚を機に退職。その後、都内のパン職人養成校に通い、パン作りを極めていくことになります。
パンが好きで、20代前半の頃から趣味として酵母作りなどをしていた聡子さんですが、「最初は自分の生業にするとは考えておらず、自宅で食べたり、職場の方に配ったりしていた程度でした」。しかし次第に、住んでいた東京や大阪でパン教室を主宰するようになっていきました。
その後、「福島を撮り続けたい」という友紀さんの転勤の希望が叶い、福島市に住むことに。ここでもパン教室を開催したところ、1ヶ月まるまる予約が埋まってしまうほどの大盛況だったそうで、「どんな場所でもパン教室のニーズは想像以上にある」と聡子さんは感じたそうです。